私たちが、普段使っている言葉
何気なく使っている言葉の意味が、言語本来の意味とは異なっている事も多くある。
本来の言葉の意味を声だかに叫ぶのが必要だろうか?
時代・時の流れに従って、徐々に形も意味も変化していくことが普通ではないだろうか。
「雨模様」雨が降っている様子と解釈すると思うが、
実は、雨模様の場合は、雨は降っていない。
雨が降りそうな空の景色であって、実際には雨は降っていない。
普段の会話では、雨模様の空ですとかってコメントもよく聞く
これって、二重に空模様を言っていて、おかしな言葉だとわかる。
だが、普段ではこの使い方は一般的でもあって、そのうち意味の方が変わっていくだろう。
現状では、未だ広辞苑では、雨が降っていない方の意味になっている。
だが、「雨もよ」だと雨が降っている状態を示す言葉だそう。
雨もよって、使った事も聞いた事もないのだけど、雨模様から雨を引いたら
雨が降っている状態になる。
文化庁が今年発表した、意味が変わっている言葉の、トップが
「破天荒」だそう。
破天荒と聞くと、大胆に色んな事を行う様子を意味すると思うが、
本来の意味は、「誰もなし得なかったことをすること」だそうで、
物凄い褒め言葉だ。
だけど、今実際に破天荒を褒め言葉のつもりで使っても、まず理解されず、喧嘩を売っているように
しか聞こえないだろう。
これは要注意だ。
言葉については、常用される意味が根付いていき、やがて異なる意味が基本の意味する事になるだろう。
しなやかに変わっていく。
言葉自身は、使われなくなるより、その方が数倍良い事だろう。
今日はここまで
また明日頑張ろう@@