編集手帳の考察#18

私たちが、普段使っている言葉

何気なく使っている言葉の意味が、言語本来の意味とは異なっている事も多くある。

本来の言葉の意味を声だかに叫ぶのが必要だろうか?

時代・時の流れに従って、徐々に形も意味も変化していくことが普通ではないだろうか。

「雨模様」雨が降っている様子と解釈すると思うが、

実は、雨模様の場合は、雨は降っていない。

雨が降りそうな空の景色であって、実際には雨は降っていない。

普段の会話では、雨模様の空ですとかってコメントもよく聞く

これって、二重に空模様を言っていて、おかしな言葉だとわかる。

だが、普段ではこの使い方は一般的でもあって、そのうち意味の方が変わっていくだろう。

現状では、未だ広辞苑では、雨が降っていない方の意味になっている。

だが、「雨もよ」だと雨が降っている状態を示す言葉だそう。

雨もよって、使った事も聞いた事もないのだけど、雨模様から雨を引いたら

雨が降っている状態になる。

文化庁が今年発表した、意味が変わっている言葉の、トップが

「破天荒」だそう。

破天荒と聞くと、大胆に色んな事を行う様子を意味すると思うが、

本来の意味は、「誰もなし得なかったことをすること」だそうで、

物凄い褒め言葉だ。

だけど、今実際に破天荒を褒め言葉のつもりで使っても、まず理解されず、喧嘩を売っているように

しか聞こえないだろう。

これは要注意だ。

言葉については、常用される意味が根付いていき、やがて異なる意味が基本の意味する事になるだろう。

しなやかに変わっていく。

言葉自身は、使われなくなるより、その方が数倍良い事だろう。

今日はここまで

また明日頑張ろう@@

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