編集手帳の考察#33

落語家の世界では、弟子と師匠の関係で芸を伝承していく。

だからこそ、師匠の個性が如実に出てくるし、その影響を弟子は強烈に受ける。

伝説の落語家はやはり個性も伝説的に強い。

その影響を上手く受け止められた弟子は、師匠を超え更なる高みへと向かっていく。

人間国宝ともなる噺家であれば

その個性も強烈であり、弟子はなかなか大変だ。

柳家小三治さんが亡くなった。

その弟子には、弟子はいたのだが、稽古をつけない師匠だったそうだ。

大きな声で喋れとか、人間を作れとか出そうだ。

だがその姿を見つめているだけで、やはり強烈な指導になっていたのだろう。

人間国宝になるまで高めた技術と人間性を間近で味わう

その事で、弟子は己を鍛えて高める必要がある。

それができた人だけが、次の名人となる。

今の時代、その名人が間近で見て感じて知ることができる。

その手段が用意された幸せな時代なのかもしれない。

自分の目指す名人を真似しよう。

今日はここまで。

また明日頑張ろう@@

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