落語家の世界では、弟子と師匠の関係で芸を伝承していく。
だからこそ、師匠の個性が如実に出てくるし、その影響を弟子は強烈に受ける。
伝説の落語家はやはり個性も伝説的に強い。
その影響を上手く受け止められた弟子は、師匠を超え更なる高みへと向かっていく。
人間国宝ともなる噺家であれば
その個性も強烈であり、弟子はなかなか大変だ。
柳家小三治さんが亡くなった。
その弟子には、弟子はいたのだが、稽古をつけない師匠だったそうだ。
大きな声で喋れとか、人間を作れとか出そうだ。
だがその姿を見つめているだけで、やはり強烈な指導になっていたのだろう。
人間国宝になるまで高めた技術と人間性を間近で味わう
その事で、弟子は己を鍛えて高める必要がある。
それができた人だけが、次の名人となる。
今の時代、その名人が間近で見て感じて知ることができる。
その手段が用意された幸せな時代なのかもしれない。
自分の目指す名人を真似しよう。
今日はここまで。
また明日頑張ろう@@